
「このデザイン、仕事に使っても大丈夫…?」
「フリー素材だから大丈夫でしょ?」
そう思っていたら、**商用利用NGな素材を使っていてトラブルに…**というケース、実は少なくありません。
この記事では、CanvaとPhotoshopを使ったデザイン制作で“商用利用”に関わる注意点を5つに厳選して解説。
副業・店舗運営・クライアントワークにも対応できるよう、実務的な視点でまとめました。
1. 「商用利用OK」の定義はツールごとに違う
まず押さえておきたいのは、「商用利用OK」には段階があるということ。
Canvaの場合(2025年時点):
| 素材の種類 | 無料プラン | Proプラン |
|---|---|---|
| 無料素材 | 商用OK(要クレジット不要) | 商用OK(広範囲) |
| プレミアム素材 | 利用NGまたは有料購入 | 商用OK(制限付き) |
| ロゴへの使用 | NG(再配布・商標化不可) | NG(例外あり) |
✅ Canvaで作ったロゴを商標登録するのは不可とされています。
Photoshopの場合:
-
Photoshopそのものは商用利用制限なし
-
使用するフォントや画像素材のライセンスに要注意!
→ Photoshopで「商用NGのフリーフォント」「再配布NGの写真素材」を使っていないか確認が必要です。
2. フリー素材・フリーフォントの“使用許可”を必ず確認
フリー素材=自由に使っていいと勘違いしている方が多いですが、
「商用OK」「改変OK」「クレジット不要」など、細かい条件が異なります。
よくあるNG例:
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「商用利用NG」のイラストを店舗チラシに使用
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「個人利用のみOK」のフォントをECサイトに使用
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再配布不可素材をテンプレとしてクライアントに納品
確認すべきポイント:
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商用利用OKか?
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商標登録に使えるか?
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クレジット表記が必要か?
-
改変・加工してよいか?
-
再配布してよいか?
3. Canva素材の「使い方制限」に要注意
Canvaの素材は加工して使う分にはOKでも、そのまま再配布・販売はNGです。
例:
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Canva内のアイコンを使ってLINEスタンプにする → NG
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Canvaテンプレを微調整して販売 → NG
-
Canvaの有料フォントを使ったロゴ → 商標NGの可能性大
✅ Canvaで作成したデザインでも、商用で使う場合はProプランの利用とライセンス確認が安全策です。
4. 印刷物に使うときは“解像度とカラーモード”にも注意
SNS用とは違い、チラシ・ポスター・名刺など印刷物で使用する場合は、以下を守りましょう。
Photoshopの場合:
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解像度:300dpi以上
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カラーモード:CMYKに変換(印刷用)
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保存形式:TIFF/PDF推奨(PNGやJPEGは画質に注意)
Canvaの場合:
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印刷用PDFで保存する(PDF Print)
-
RGB → CMYKに自動変換されないため、色味の変化に注意
→ 色ズレを防ぐために、最終仕上げだけPhotoshopで調整するのもおすすめです。
5. 「自作」と言っても“第三者の権利”が入っていないか確認
たとえ自分でデザインを作っても、使った素材に著作権や商標が含まれていれば要注意。
例:
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無断でブランドロゴを入れる(Nike/Appleなど)
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Instagram風のロゴを模倣(商標侵害の恐れ)
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フォントが商用NGなのに使ってしまった
✅ 「自分で作った」つもりでも、構成素材が商用に使えるかどうか確認するクセを持ちましょう。
まとめ|安全にデザインを使うための5つのポイント
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ツールごとに「商用利用OK」の範囲を理解しよう
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フリー素材でも利用条件を確認しよう
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Canva素材の再配布・ロゴ使用には制限がある
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印刷物では解像度とカラーモードを正しく設定しよう
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“自作”でも他人の権利に触れていないか常に注意
制作の幅が広がるPhotoshopと、手軽なCanva。
それぞれのルールを知っておくことで、トラブルなく“安心して商用利用”ができます。
▶ 次回予告
【初心者OK】Photoshopでロゴを作る基本ステップと注意点|ブランド感を出すコツも紹介
ロゴをCanvaで作ったけど「似たようなものばかり」…そんな人におすすめ!
次回は、Photoshopでロゴをゼロから作るための基本手順と、初心者でもブランド感を出せるポイントを解説します。


